2014年10月15日水曜日

MacOSがマルウェアに感染

「Macにもセキュリティソフトは必要です」

このブログでも何度か書いたことがありますが、Macに大規模なマルウェア感染が確認されました。

発見された新たなMac OS Xボットネット : 株式会社Doctor Web Pacific

このマルウェアはトロイの木馬で、ボットネットとよばれるネットワークを構築しています。ボットネットに組み込まれたコンピュータは、本人の知らないところでサイバー犯罪の踏み台にされ、場合によっては加害者にされてしまう危険性があります。

このマルウェアがインストールされると、以下のフォルダに展開されます。

/Library/Application Support/JavaW

自身のパソコンが感染していることに気が付かない場合もありますので、まずはこのフォルダが存在していないかどうかを確認してみましょう。

アップル社では既にマルウェア検出システム「XProtect」の定義ファイルを更新しているようです。

Apple Updates Malware Definitions to Protect Against Botnet Threat Coordinated Via Reddit - Mac Rumors

セキュリティソフト各社も随時対応をしているようなので、もし感染していたら、ご自身がお使いのセキュリティソフトでの対応状況を確認してみてください。

「Macは安全」とセキュリティソフトをインストールしない方がまだときどきいらっしゃいます。たとえこれまでマルウェアに感染したことがなくても、今回のマルウェアがどんな悪さをするのかをよく読んでいただけば、Macだから安全とはいえないことをご理解いただけると思います。Macでも、必ずセキュリティソフトの導入をするようにしましょう。