2014年7月15日火曜日

LINEアカウント乗っ取りの被害に思うこと

LINEアカウントの乗っ取りで被害が出ていますね。

6月初旬にLINEアカウントの乗っ取り情報がニュースになった後、しばらくは関連の報道がなく、大きな被害は起きていないのかなと思っていましたが、最近になってやはり出てきました。

LINEで電子マネー詐取…アカウント乗っ取り : ニュース : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

LINEアカウント乗っ取り、滋賀でも被害 : ニュース : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

立て続けに報道された電子マネー詐欺の手口について、既にニュース等で把握されている方が多いと思いますが、簡単に解説しておきます。
  1. まず、乗っ取った者が乗っ取られたユーザーになりすまして、ユーザーの「友だち」に数万円~数十万円分の電子マネープリペイドカード購入を依頼します。
  2. 依頼された人が、「友だち」であるユーザーに頼まれていると思ってカードを購入し、言われるままカードの写真を送信してしまいます。
  3. すると、乗っ取った者が、カードの写真にある決済用の番号を使って決済します。

乗っ取りをする人が一番悪いことには間違いはありませんが、被害を受けた人のセキュリティ意識に甘さはなかったでしょうか?

悪意のある者が「友だち」になりすましていると気づかず、
「よく知っている人だから」
「信頼している人だから」
と、依頼に応じたのでしょう。
でも、そこで立ち止まって欲しいのです。
「それだけ信頼している(よく知っている)人が、そのような依頼をLINEでするだろうか?」と。

どんなに親しくても、どんなに信頼していても、お金のトラブルは人間関係を壊す最たる理由です。
被害にあった人は、乗っ取られた「友だち」が直接悪事を働いたわけではなくても恨まずにはいられないのではないでしょうか。


実際にLINEでの依頼に応えてしまった方は、LINEでは同じことを繰り返さないと思いますが、メールや電話など、手段が変わるとまたひっかかってしまわないか、心配です・・・

ネットでのこのような詐欺に対しても、振り込め詐欺対応と同じことがいえます。慌てて振り込まない、電話で折り返し確認する。
これだけで防げることがあります。
難しいことではありませんから、周りの人たちと話題にしてみてください。

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