2011年9月26日月曜日

「みんなのビジネスオンライン」


最近、Googleが中小企業向けにとっても素敵なサービスを始めました。

みんなのビジネスオンライン

ウェブサイトがjpドメイン付きで1年間無料!太っ腹!と話題です。
まだウェブサイトをお持ちでない事業者様は使わない手はないですね。

みんなのビジネスオンライン」は、こんなサービスです。
  • Jimdo」を使って独自ドメインのサイトを開設
  • 1年間無料
  • 2年目以降は月額1,470円
  • 業種別テンプレートからデザインを選べる
  • ドメインは、.jp、.com、.net、.org、.biz、.info から選べる
  • アドバイスしてくれる「みんビズサポーター」が配置される予定

1年間無料で使えるというのが、一番すごいところですね。
メールでサポートを受けられるというのも、うれしいです。

「7つのステップで」「15分もあれば」ウェブサイトが完成するそうです。
ただし、これはウェブサイトの「箱」ができるという意味。中身はあくまでも自分で考えて作らなくてはなりません。
どんな中身にするか……、ここが難しいところなんですよね。

中身を作るには、サイトの構成を考えたり、原稿を書いたり、写真を準備したり、といった作業が必要です。
スモールオフィスのIT活用を応援する者としては、面倒だと思わずに楽しんで挑戦してほしいと願うわけですが……、現実的にはここで挫折してしまう方も多そうな気がします。

壱頁では、すでに「Jimdo」を使ったウェブサイト作成を行っていますが、「みんなのビジネスオンライン」を利用したサイトのお手伝いもしていきたいと思っています。

みんなのビジネスオンライン」や「Jimdo」でのサイト作成をお考えでしたら、ご相談いただけるとうれしいです!


関連記事:みんビズの疑問について、調べてみました

2011年9月21日水曜日

増加するサイバー攻撃

イラスト(侵入イメージ)
連休中に飛び込んできた、三菱重工のウィルス感染のニュース。

国内有数の防衛関係企業の事件に、捜査は進んでいるようです。

三菱重工サイバー攻撃、ウイルスに中国語簡体字: YOMIURI ONLINE(読売新聞)

そして、サイバー攻撃が三菱重工だけにとどまらなかったことも判明。

IHIにもサイバー攻撃 ウイルス感染は確認されず:日本経済新聞

IHIだけではなく、川崎重工も攻撃を受けていたとのこと。
産業スパイの可能性もあるようです。
3社とも国内有数の防衛関係企業、セキュリティ体制はかなり厳重なはず。国家機密も扱っているわけですから、担当になる社員の身辺も調査しているでしょうし、関連企業の入室管理なども厳重に管理されているでしょう。当然産業スパイ対策もされていたでしょうし、パソコン類のセキュリティも厳重に管理されていたと思います。
それでも被害をうけてしまう。

社員(関連企業を含む)によるお金目当ての個人情報の流出(売買)では数百万程度かと思われますが、産業スパイとなると、それを依頼する側はその何十倍?何百倍?を払ってでも手に入れたいモノなのでしょう。

「セキュリティ対策に終わりはない」ということを改めて感じてしまう事件です。
いくら対策を講じても100%はないということを広める必要性を強く感じます。
最近、国内だけではなくサイバー攻撃が増えています。
ひとごとだと思わず、経営者の方も日々、気にかけてください。
そして、「終わりのないセキュリティ対策」のために、どんなに小さい企業でも、「情報セキュリティ責任者(管理者)」を立ててください。そして、その人(部署)には、情報収集やスキルアップができるようにし、その人(部署)の活動を強く後押ししてください。
教育が面倒、監査なんて面倒、その時だけ取り繕っておけばいい、セキュリティアップデートは時間がかかるから後回し、などと思っている社員がいる限り、その企業は「隙だらけ」なのです。

2011年9月20日火曜日

ゲームで。そして管制官も。

先週木曜の夕刊で目にした記事。

自分の能力が認められなかったから、ということらしいのですが、この結果に本人は満足したのでしょうか?ゲーム内でポイントを多くしてあげたんだから会員には迷惑をかけていないとでも思ったのでしょうか?
どれくらいの罪になるかはまだわかりませんが、彼を雇おうと思う企業はあるでしょうか?
ソニーが提訴したハッカーを、フェイスブック社が採用したというニュースも記憶に新しいのですが、日本では難しいでしょう。
50代の管制官、自分が知りうる情報の重要性を知らなかった、とはいえないでしょう。
知人に見せたかったと。あまりに軽々しい行為です。

ここ数年、コンプライアンスの高まりから社内教育も盛んになっていると思いますが、それだけでは十分でないということがよくわかります。
社内教育を「実施すること」が目的になっていないでしょうか?
必要なことは、「実施した内容を社員が理解し実践する」ことです。
以前は私自身、忙しい業務の中で社内教育があると、「この忙しいのに、時間がもったいない!」と思いながら後ろの方の席につき、頭の中は自分の業務のことを考えていたので、みなさんの気持ちもよくわかります。
現在の私の業務は、社内教育を含めてセキュリティ対策を整えることですが、やはり頭を悩ませるところです。
利益を追及することが企業の勤めですから、どうしても直接利益に結び付くようにみえないことは「わかっているけど、まずは・・・」となってしまいます。小規模事業ほどその傾向があるように感じます。

でも、それではダメなんです。

そう思いつつ、セキュリティの重要性(=インパクトがあるのは情報漏えいの事件・事故など)に関心をもってもらう、ドキッとしてもらうようにちょこちょことお知らせしていくことを行っている次第です。