2012年9月24日月曜日

Google Apps、Internet Explorer 8 のサポートを終了

先日、Google社は、Google Appsで使用するブラウザのうち、マイクロソフトの「Internet Explorer 8」のサポートを11月に終了することを発表しました。

Google、「Google Apps」でIE8のサポート終了へ -INTERNET Watch

Google Apps update alerts: Supporting modern browsers: Internet Explorer 8 support discontinued(Google Apps公式ブログの該当記事・英文)

もともとGoogleは最新版の1つ前のバージョンまでをサポートしているので、Internet Explorer 10 がリリースされるため、Internet Explorer 8 のサポートを終了することになります。
セキュリティ上も、基本的には「最新のものを最新バージョンで」使用することがリスクを減らす方法なので、Internet Explorerを使う方はバージョンアップを検討しましょう。

ただ、タイミングの悪いことに(マイクロソフトにとって)、9月18日、Internet Explorer に影響の大きいセキュリティホールが見つかっており、Internet Explorer の使用を控えた方がよいという状況になりました。
ドイツでは、政府がInternet Explorer の使用を止めるよう勧告する事態に発展しています。

独政府、脆弱性見つかったIEの使用中止を国民に勧告 - CNET Japan

22日に緊急パッチがでるようなので、近く収束するとは思いますが、これを機にInternet Explorer は止めようと考える一般ユーザも多くでてくるかもしれません。


このニュースを受けて、システム関係の知人と、複数のブラウザを使用すべきかどうかと話をしました。
複数のブラウザを使用する場合の注意点として、
・会社で規定されているもの以外を無許可でPCにインストールしないことを徹底する必要がある
・複数のブラウザを入れる=セキュリティホールが増えるなどの懸念がある
(FireFoxやGoogleChromeもセキュリティホールは過去に発見されています)
といった点があがりました。

仕事の内容と使い勝手、リスクを考慮して、企業などでは検討するいい機会かもしれません。


ちなみに、現在のブラウザのシェアは以下の通りです。

・日本のバージョン別ブラウザシェアグラフ (StatCounter Global Statsより)

Source: StatCounter Global Stats - Browser Version Market Share



これが、冬から春にかけて、どう変化するか、気にかけてみたいと思います。

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