2011年9月20日火曜日

ゲームで。そして管制官も。

先週木曜の夕刊で目にした記事。

自分の能力が認められなかったから、ということらしいのですが、この結果に本人は満足したのでしょうか?ゲーム内でポイントを多くしてあげたんだから会員には迷惑をかけていないとでも思ったのでしょうか?
どれくらいの罪になるかはまだわかりませんが、彼を雇おうと思う企業はあるでしょうか?
ソニーが提訴したハッカーを、フェイスブック社が採用したというニュースも記憶に新しいのですが、日本では難しいでしょう。
50代の管制官、自分が知りうる情報の重要性を知らなかった、とはいえないでしょう。
知人に見せたかったと。あまりに軽々しい行為です。

ここ数年、コンプライアンスの高まりから社内教育も盛んになっていると思いますが、それだけでは十分でないということがよくわかります。
社内教育を「実施すること」が目的になっていないでしょうか?
必要なことは、「実施した内容を社員が理解し実践する」ことです。
以前は私自身、忙しい業務の中で社内教育があると、「この忙しいのに、時間がもったいない!」と思いながら後ろの方の席につき、頭の中は自分の業務のことを考えていたので、みなさんの気持ちもよくわかります。
現在の私の業務は、社内教育を含めてセキュリティ対策を整えることですが、やはり頭を悩ませるところです。
利益を追及することが企業の勤めですから、どうしても直接利益に結び付くようにみえないことは「わかっているけど、まずは・・・」となってしまいます。小規模事業ほどその傾向があるように感じます。

でも、それではダメなんです。

そう思いつつ、セキュリティの重要性(=インパクトがあるのは情報漏えいの事件・事故など)に関心をもってもらう、ドキッとしてもらうようにちょこちょことお知らせしていくことを行っている次第です。

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