日本経済新聞朝刊の「私の履歴書」というコーナー、今月はオービックの野田会長(兼社長)が載っています。
その中で目についたのは、6月24日(木)の記事。
サブタイトル(?)は、「情報管理 ~ 顧客名簿消えて冷や汗」。
1975年の春頃の話のようですが、社内で管理していた顧客名簿が紛失したということでした。
結局、社内の人間がやったことで、ライバル社に売られる前に名簿は回収できたそうです。名簿はライバル会社に500万円で売る約束だったと。
この事件で『会社の資産には財務諸表に載らない「情報」があることを身に染みて知った』と記事にありました。
当時はこういった情報は「紙」に保管されていたものです。そのため、紛失から発見まで数日かかったとしても情報の流出は防げたのですが、今は数日もあれば確実に流出してしまうでしょう。
「財務諸表に載らない情報」
恐らくこの情報こそ、ライバル社や名簿を売買する仲介者が欲しい情報なのです。
経営者のみなさん、みなさんの会社の情報管理は大丈夫ですか?ご自身の情報管理意識は如何ですか?
「ヒヤっ」とするだけで済めばよいですが、多分それでは済まないでしょう。
定期的に自社の状態をチェックすることを忘れないことが重要だと強く感じた記事でした。
この記事は、ネットでは日経の有料サイトでしか見ることができないので、日経新聞を取っている方はぜひ24日の朝刊に目を通してみてください。
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