2014年3月12日水曜日

Windows XPのパソコンを、そのまま使ってはいけないの?

いよいよWindows XPの延長サポートが終了します。
Windows XPのパソコンをお使いではありませんか?
1年以上前から周知されていましたが、対応はお済みでしょうか?

「サポートは間もなく終了します」
Windows XP のサポート終了 - Microsoft Windows

Windows XPはかなり安定して使用されたWindows OSでした。
初めて使ったパソコンがWindows XPだったという方も多いのではないでしょうか。

なじみの深いOSですが、そのままWindows XPを使用することは危険です。
例えば、今月のマイクロソフトの更新では以下の通り、既に緊急の修正が提供されています。

マイクロソフト、3月のセキュリティ更新は緊急2件を含む5件 | ニュース | インターネット・セキュリティ・ナレッジ

このような修正は、延長サポート期限内の製品に対して提供されますので、Windows XP用の修正は、延長サポート終了後は一切提供されません。脆弱性が発見されてもそのまま放置するしかなく、その脆弱性を突かれてパソコンが危険にさらされることになります。

まだWindows XPをお使いの方は、以下の注意喚起もよく読み、速やかに移行をしましょう。

Windows XPのサポート終了に伴う注意喚起:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

Windows XPからの移行の選択肢としては、
Windows VISTA (延長サポート終了 2017年)
Windows 7 (延長サポート終了 2020年)
Windows 8 (8.1) (延長サポート終了 2023年)
があげられます。

最新のWindows OSである、Windows 8の操作性はWindows XPとは大きく違うため、Windows XPに近い操作ができるWindows 7へのアップグレードを検討する方も多いと思いますが、延長サポートの期間を考えると、Windows 8を使用することが望ましいです。
パソコンを常にセキュアな状態に保つために、できるだけ最新のOSを使用しましょう。
各種ソフトウェアやドライバー類のWindows 8対応も揃ってきましたので、特別な使用要件がなければWindows 8が適当だと思います。
タブレット端末などでタッチ操作に親しんでいるユーザなら、Windows 8も案外使いやすいのではないでしょうか。

OSをアップグレードした際には、改めてWindows Updateの設定を確認しておきましょう。

ちなみに、iOSでも先月に重要な修正が提供されています。Appleユーザ(iPhone、iPadなども含む)も最新の状態に保つことはお忘れなく。