ついに発売となった新型iPhone、連休も携帯各社のショップや家電量販店には朝から行列でした。
さて、気になる機能としては、指紋認証。
iPhone5s購入のために並んでいたという芸人さんがTVに出ており、購入の理由を話していました。
後輩芸人達がロックを解除して勝手に携帯を見るから、指紋ならプライバシーを守れると思って、と・・・
人の携帯を勝手に見るの?
ロックかかっているのに?
ロック解除されるならなんで番号を変更しないの?
・・・・
疑問は次々と浮かんできました。
多分、芸人さんなので、勝手に見られても何かのネタになるとか、パスコードを度々変更するのも面倒になったとか、というところではないでしょうか。
さて、そんなことを思っていたら、指紋認証のハッキングに懸賞金がかかったとの情報。
iPhone 5sの指紋認証「Touch ID」のハッキングに懸賞金〜成功者には約28万円 | Touch Lab - タッチ ラボ
新型iPhoneの指紋認証破りに懸賞、総額160万円:CNN.co.jp
当初、「結果が楽しみです」という形でこのブログをまとめる予定だったのですが、記事が書き上がらないうちに、もう破られたという情報が入ってきました。
独ハッカー集団、iPhone5sの指紋認証システムを早くも破る:THE NEW CLASSIC
指紋のついたiPhone5sの前面ガラスをスキャンして画像処理をしたものを使って、ロック解除に成功したということです。
このハッカー集団は、指紋はセキュリティには使わない方がよい、と言い続けてきたそうで、その主張を裏付ける結果となりました。
とはいえ、指紋認証=危険というわけではないと思います。公開されたハッキングの手法から、強化された認証方法が開発されることでしょう。
日本の機種でも指紋認証機能のついたものがありますが、私が知っている機種は、指紋をタッチするのではなく、指を滑らして指紋を読み込むタイプです。
このタイプは今回のハッキングの手法では破れないんだろうなと思いました。
また、指紋認証以外の方法、網膜パターンや顔認証など、今まで研究されてきて銀行やビルなどに実装されてきた技術が携帯やスマホにも応用されてくる日も近いのかもしれません。
我々ユーザーは、今回の結果を受け、セキュリティが破られる可能性があることを理解した、二重三重の対策を考える必要があるということを再認識すべきです。
モノに頼るだけではなく、まずは自分から手放さない、落とさないなどの本当に初歩的なことを確実に行うことも含まれます。
iPhone5sの指紋認証はまだ他の方法でも破られるかもしれません。
もうしばらく、この話題をチェックしていきたいと思っています。
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