最近あまりにもサイバー攻撃が多く、取り上げようと思っているうちに新たな事件が発生しています。
その中で目を引かれたのはこちらです。
イスラエルへのサイバー攻撃急増、空爆開始から4400万回 | Reuters
私が目を引かれたのは、サイバー攻撃の回数ではなく、これほどの回数の中、実際に被害を受けたのはわずか1件だったというところです。
記事によると、「サイバー攻撃への対策を強化していることから、ほとんどの攻撃から防御できている」とのこと。ここです。対策を強化していれば、これだけの攻撃でもほぼ防御できているということです。4400万回、すごい数の攻撃です。10分間ほどアクセスができなかった時間があるようですが、この時間帯に恐らくDDos攻撃をしていたのでしょう。DDos攻撃は、複数箇所から大量のパケットを送りつけ、サイトにアクセスできなくする攻撃です。アクセスできなくなったのは、被害の一つではありますが、この間に隙を探し、罠をしかけようというのが攻撃の狙いです。実被害が1件だったということは、罠をしかけようと試みたができなかった、しかけたがその後の攻撃が阻止された、ということを示しています。
国家レベルで体制を整えているいい事例だと思います。
米国防総省も、サーバー攻撃は戦争とみなし、武力行使も辞さないという方針を打ち出しています。そのためにはやはり、「防御」=「サイバー攻撃への対策強化」が行われていることでしょう。
国レベルの話を出しましたが、伝えたいのは、対策をしておきましょう、ということです。規模にかかわらず、対策をすればその効果はちゃんとあるのです。
身近な例では、インターネットバンキングでの不正送金事件がありました。これは、ウイルス感染によって不正プログラムが働いて偽サイトに誘導し、暗証番号などを盗み取るという手口です。ウイルスに感染しなければ防げるわけですから、セキュリティソフトをインストールし、常に最新にアップデートしておくという対策を怠らなければ被害にあうことはありません。
セキュリティソフトが入っているか、最新の状態になっているか、今一度チェックしてみてください。なお、セキュリティソフトは、PCだけではなく、スマートフォンにも入れてくださいね。
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