先日、ある会社経営者の方にインタビューをする機会がありました。
理念を伺ったところ、
「社員が幸せになるために、会社経営をしている。そして、社員が幸せになるためには、売り上げをあげなくてはならない。そのためには、お客様に購入していただける商品・サービスを、お客様の立場にたって常に開発していかなければならない」というようなお話がありました。
この話を聞いて、私の中で長年漠然と抱いていた胸のつかえが、スッととれたような気がしました。
顧客志向というと、一見すると会社の利益と直接結びつかないように感じますが、実は、もっとも重要で会社経営の根幹を成す経営戦略だということが、この話を聞い て、私の中で肌で理解できたのです。
私が新卒で入社した損害保険会社では、「お客様第一主義」が会社の経営戦略として第一に掲げられていましたが、会社に勤務していた頃は、その意味が、ぼんやりとしか理解できませんでした。会社のあるべき姿として、社会に示しているスローガンというふうに捉えていました。
会社、ひいては自分たちが成功するためには顧客志向が欠かせないことを腑に落とし込むと、自然と、社員全体が取る行動も、変わってきそうです。社員全員に、どのようにしてこのことを腑に落としこんでもらうか、というのが、経営者の大きな仕事の一つだと感じました。
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